烏合の衆でないカラス

 慶応大学の研究チームが、ハシブトガラス(嘴太烏)が仲間の鳴き声と姿を結びつけて相手を認識していることを実験で明らかにしました。

 こうした認識法が鳥類で確かめられたのは初めてで、研究チームはイギリス王立協会紀要(電子版)に発表しています。

 ハシブトガラスはユーラシア大陸東部に分布しており、日本では留鳥として、小笠原諸島を除く広い地域に分布。日本で”カラス”と言えば、通常このハシブトガラスかハシボソガラスを指すのが一般的です。非常に知能が高く罠や案山子を見抜き、さらに記憶力も優れているため、銃で狙われた経験を持つ個体は銃を構える仕草をしただけで逃げ出すと言います。

 カラスの群れは数は多くても、バラバラに行動して統制がとれていないため、秩序や統制が何がなく役に立たない集団を指して”烏合の衆”と呼びますが、カラスが実際には仲間をそれぞれ別な個体として認識出来ている、と言うことが判明したことになります。

 カラスが頭の良い動物(鳥)であることは、知らない日本人はいないと思いますが、どうやら予想以上のようです。

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