日本マクドナルド株の売却を検討

 アメリカのマクドナルドが、約50%を握る日本マクドナルドホールディングス株の最大約33%分を売却を検討し、大手商社や複数の投資ファンドに打診したそうです。

 日本マクドナルドは2014年、チキンナゲット等を輸入していた中国の上海福喜食品が使用期限切れの鶏肉を混入し、さらに素手で肉を扱ったり、床に落ちた肉を機械に入れて、そのまま製造して出荷していたことが判明。その後も製品に異物が混入する事例が続出して客離れが進み、売り上げは低迷し続けて回復の兆しが見えません。

 既存店売上高は今年7月まで18か月連続で前年割れで、2015年12月期連結決算の税引き後利益は380億円の赤字となる見通しで、税引き後赤字は2期連続となります。

 いっこうに回復に兆しが見えない日本マクドナルドに、ついにアメリカ本社も匙を投げたようです。日本マクドナルド不採算店舗を閉鎖、収益の改善を急いでいますが、閉店した場所に他のハンバーガーチェーンが出店するなど、低下したブランド力の回復は簡単ではありません。

パイオニア、2200人削減へ

 パイオニアの16日発表によると、来年3月までにグループ従業員の10%に相当する約2200人の人員削減をそうです。

 小谷進社長はこの日の事業方針説明会で、「盤石な経営基盤を確立する必要がある。パイオニアが大きく変わる最後のチャンス」と述べ、ダンス音楽で使うDJ機器事業を売却し、AV(音響・映像)機器事業をオンキヨーと統合、希望退職の実施を発表したものです。また、これに合わせて国内拠点の再編や、シャープ株や不動産の売却も進めるとしています。

 DJ機器事業は米投資ファンドのKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)に約590億円で売却。ブルーレイディスク(BD)プレーヤーなどAVやヘッドホン事業については、オンキヨーと来年3月までに統合することで基本合意しています。
 ただ、DJ機器の開発や製造を行う事業会社はKKRが新設する持ち株会社の傘下に入りますが、持ち株会社にはパイオニアも一部出資し、ブランドは存続させると言う事です。

 パイオニアもジリ貧ですね、昔パイオニアのLDプレーヤーとか使っていた頃が懐かしいです。

ソニー、パソコン事業を新会社に

 ソニーが「バイオ(VAIO)」のブランドで展開している国内のパソコン事業について、投資ファンド「日本産業パートナーズ」と設立する新会社に移行する方向で検討しているそうです。

 ソニーは、パソコンやテレビなど本業のエレクトロニクス(電機)事業の不振が続いており、2年連続で赤字となっています。特にパソコンはスマートフォンやタブレット端末に押されて収益が悪化しているため、パソコン事業を切り離すことになったようです。

 バイオ(VAIO)とは、ソニーが販売するPC/AT互換機に準拠しWindowsを搭載し、AV機能を重視したパーソナルコンピュータのシリーズブランドで、デスクトップ型、ノート型、PDA型が販売されています。1997年7月にタワー型のデスクトップPC「バイオマイクロタワーPCV-T700MR」が1号機として販売されています。

 大きなVAIOのロゴがあしらわれ、凝ったデザインで人気でしたが、PC/AT互換機である以上ハードもソフトも共通ですし、パソコン市場自体が縮小し続けています。おまけにソニー本体の経営が悪化している現状では、やむを得ないでしょう。