EU、イギリス離脱回避の改革案で合意

 欧州連合(EU)は19日の首脳会議で、EU加盟国からの移民への福祉サービス制限などイギリスの要求を大幅に受け入れた首脳宣言を採択しました。

 イギリスではEU離脱を求める国民の声が強くなり、残留か離脱かを問う国民投票を実施することになっています。そのため、EU首脳はイギリスをEUに残留させることを目的とした改革案に全会一致で合意したものです。これを受けてイギリスのキャメロン首相は「イギリスに特別な地位が与えられた」として、国民投票で残留を呼びかける事を強調しています。

 改革案では、イギリスがEU内からの移民に対する社会保障を一部制限できるようにしています。その他、「統合深化をイギリスに適用しないこと」、「EUの決定権限を弱め、各国議会に事実上の法案拒否権を認める」、「ユーロ圏とイギリスなど非ユーロ圏が相互に干渉しないことを明確化」しています。

 これらの改革案は国民投票でEU残留が決定した時に発効され、離脱の場合は再利用されないよう破棄されると言う事です。

祈りで視力が改善?

 インディアナ大学(アメリカ)の研究チームが発表した研究結果によると、目や耳が不自由な人が複数の人に祈ってもらった場合、視力や聴力の改善に効果があったそうです。

 祈りの対象となる人がいる場所で、1人もしくはそれ以上の人たちが祈る「PIP (proximal intercessory prayer、近接仲介祈とう)」と呼ばれる方法で祈り、多くの場合、祈る側の人たちは対象者に物理的に触れる状態で祈ったという事です。

 これは、インディアナ大学で宗教学を教えるキャンディー・ギュンサー・ブラウン博士がアフリカ南部のモザンビークの奥地で行った実験の結果で、参加して祈ってもらった人の聴力や視力の改善に「著しい効果」があったといいます。

 発表によれば、難聴者14人と弱視者11人に行った実験で、「難聴者のうち11人の18の耳で聴力が著しく向上」したという事です。難聴者のうち2人はそれまでより50デシベル小さい音が聞こえるようになり、また視力の改善も認められ、弱視者のうち3人は0.05以下だった視力が0.25まで上がったという。

 検証されたのは、あくまで祈りによる臨床作用であり、どのような理由で症状が改善するかというメカニズムは不明です。もう殆どオカルトですね、メカニズムが不明なのも当然でしょう。検証の地域が限定されすぎているし、人数も少なすぎます。まあ宗教学者の実験であり、科学的な実験ではありませんから。

アメリカの増税と節税

 アメリカ上下両院合同税制委員会(JCT)の21日発表によると、オバマ大統領が1月の一般教書演説で打ち出したバフェット・ルールについて、富裕層が節税を図るため今後10年間の税収増は約470億ドルにとどまるだろうと予想しているそうです。

 バフェット・ルールは、アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェット氏が提出した税率改革で、年収100万ドル(約8300万円)以上の超富裕層の所得税率を最低30%に引き上げると言うものです。

 バフェット・ルールが適用されれば、多くの富裕層がキャピタルゲインを生む株式売買などの取引を削減するなどして節税に努めると予想されます。富裕層はまた、30%の最低税率が実施される前に資産売却を加速する公算が大きく、2014年の税収見通しは約60億ドル圧縮されるだろうとも。

 なるほど、増税すれば富裕層は節税に励む、というわけですね。それで資産の売却を進めるなら、それはそれで富の再配分に貢献するかも知れません。