虚偽の証明書で介護支援専門員登録

 埼玉県は8日、実態がないのに虚偽の証明書を作成し介護支援専門員(ケアマネジャー)を登録したとして、介護事業者「ウイズネット」(さいたま市大宮区)の県内施設に勤めていた介護支援専門員2人の登録を取り消したほか、ウイズ社に厳重注意した。

 県によると、同社は2009年度の介護支援専門員の実務研修受講試験にあたり社員2人について、介護業務に従事していたとの虚偽の実務経験証明書を作成。2人はこれを提出して試験に合格し2010年度に登録されていました。2人には管理業務の経験があり、同社は実務経験の要件も満たしていると考えたという。

 介護支援専門員は要介護者のケアプラン作成などが主な仕事で、受験には介護業務などに通算5年以上従事することが必要ですが、2人はこの要件を満たしていませんでした。2人は既に退社しており、専門員としての業務は行っていないという事です。

 10月232日に実施された2011年度の「介護支援専門員実務研修受講試験」では、合格率が前年度比5.2ポイント減の15.3%になっており、1998年度の試験開始以降で最も低かった前年度の20.5%を下回り、2年連続で過去最低を記録するなど、決して容易な試験ではありません。取り消された2人は、少なくともその難関を突破する力はあったのですから、勿体ない話です。